虫歯と歯周病と細菌

投稿日:2021年8月1日

カテゴリ:ドクターズBLOG

皆さんこんにちは!

オリンピックはご覧になられてますでしょうか。連日日本勢のメダルラッシュで明るいニュースが続いて嬉しいですね!

さて、今日は細菌についてお話させていただきます。

皆さん、歯科の検診で「虫歯ですね」「歯周病ですね」と、言われたことがあるかと思います。

この2つ、発症の要因が違うんです、

そしてそれを解く鍵は細菌なんです!!

歯周病や虫歯が起こる要因について、同じだと思っている人もいますが実は違います。どちらもプラークの中に潜む細菌が要因になる点は同じですが、細菌の種類は全くの別物です。

歯周病の場合は歯周病菌に感染することで起こり、歯周病菌には複数種類あります。

一方虫歯は主にミュータンス菌と呼ばれる細菌が要因となり、こうした虫歯菌の出す酸によって歯が溶かされることで虫歯になります。

このように歯周病と虫歯の原因菌はどちらもプラークの中に存在しているものの、発症の要因となる細菌の種類は異なります。

これにより、歯周病と虫歯が同時に発症するとは限らず、どちらか一方だけなってしまうこともあるのです。

ただし、どちらも放置しておくと起こることは………「歯を失う!」ということです。

歯周病は歯肉が炎症を起こして歯を支える歯槽骨が溶かされることにより、虫歯は歯自体が酸に溶かさることにより、歯周病と虫歯では起こる症状が全く異なりますが、「最終的に歯を失う」という点は同じです。

加えて歯周病はあまり症状がなく痛みを感じないので、気づかないうちに進行してしまって久しぶりに歯科医院を受診し指摘されることが多いです。いつのまにか多くの歯を失うことにもなりかねません。

いずれにせよ歯を失わない!守る!ためにはどちらも予防と早期治療を心掛けなければなりません。

定期的な検診、そしてお口の中の健康を守る心がけをしましょう!

まだまだ毎日暑い日が続きますが、体調にお気をつけくださいませ。

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