お母さん、仕上げ磨きしてください。  船堀   歯科

投稿日:2018年6月9日

カテゴリ:ドクターズBLOG

下の子供が1歳半を過ぎたころ、歯ブラシをもってこう言ってくるようになりました。
上の子は1歳半の時こんなことを言っただろうか、そう振り返りながら、子供の口の中を磨き始めました。

幼い子供にとって、歯を磨くという習慣を身につけることは、とても大変なことです。
0歳で生まれて、7か月たったころ、ぐいぐい飲んで成長していたおっぱいやミルクから新しい食事形態へ移行、たべることで、咬む、飲み込む、味わうなど子供の発達に応じてスピードは様々ですが、体を大きくしていくための新しい習慣を身に着けていくからです。

そんな幼い子供の世話をされる 「ママ」は、毎日早く朝起きて、保育園へ行っていないお子さんは、3度の食事に、子供の世話、やれトイレ、おむつ、「お茶こぼしちゃった~」 外出していても着替え。。。 

保育園へいっているお子さんのママさんでも、仕事から帰ってお迎えにいって、それから食事の支度をし、「あっもうこんな時間◯時までには寝させなきゃ。」と日々時計と格闘する事でしょう。その上 保育園などの預ける場所へ連れて行けば、着替え、お手拭、などなど、毎日、山のような洗濯物や、洗い物で更に家事も膨らみます。

そして、「ねぇ、シャツがないんだけど」と、大抵よく見えるところに掛けてあるワイシャツが目に入りにくいご主人たちの日常も受け持つと、もう、てんてこまいの毎日で24時間があっという間に終わるのではないでしょうか。

そんな中、ママは常に自分のやるべきことと、家族に必要な事を「優先順位」をつけなければなりません。子供にも夫にも1から10まで構っていては、自分が倒れてしまうからです。

そこで、幼いお子さんを持つママさんに、歯ブラシを行うという習慣をどのようにつけていくのがいいのか、少しご案内しようと思いました。

「うまれて間もない子供に、何をいってもわからないだろう。」言葉を発しない小さな赤ちゃんに、大きな大人はだれもがそう思います。しかし、人間の脳は0歳から1歳にかけて急激な成長をします。やっと、腹這いにできるようになった! やっと腰が据わった!という月齢の赤ちゃんでも、実は日常生活の大半を理解していると言われています。

それを理解させやすいのが、日々ルーティーンを組み、その行動を面倒でも、いちいち言葉で事前に説明することです。保育所につれていくと、登園してからの一日のスケジュールがきまっていますね。これは毎日同じ行動をとることによって、子供に習慣づけを行うと同時にその場所、ことに慣れる、子供の精神安定を図っていくのです。

では、それと同じ事をお家でも行ルーティーンを組み、言葉で説明する。(しかし!親が説明する時に、子供はおもちゃであそんでいたり、または、テレビを見ているという状態では、全く効果がないんです。。説明は、キチンとお互い目を見て行う事が大切です。)

離乳食が始まって歯が生えだしたころ、夕飯が終わったら、歯を磨く!これは誰もが行っていらっしゃるルーティーンだと思います。

月齢が上がってくると、まず、フォークをつかって自分で食べて、自分でコップをもってお茶を飲んで、食べ終わったら布巾で手をふいて口をふいて、お皿をキッチンに片づけて、フォークとコップも順番に片づけて、手がまだちょっと汚れているから洗面所にいってきれいにあらって。。。。。。。。。。 
洗面所にきたから、そこで、歯磨き!しちゃおう!

そうなんです。

子供は、自分が行うことがわかった生活リズムができてくると、本当にスムーズにそれを行うようになります。もちろんそれができるまでには、ママやパパの、日々の涙ぐましい努力があります。

ですが、食事が終わってちょっとテレビみてから、ちょっと遊んでから寝る前に磨く~ としてしまうと、、、

いざその時間になると、「もっとテレビみるー。」と泣きだしたり、「もっと積み木で遊びたいーー」と自己主張を始めます。このテレビを見たり、遊んだりしている間に、親は洗物や片づけ作業に追われ、決して遊んでいるわけではないのに、寝る前に子供がぐずって大変になったり、早く磨きなさい!などと、、怒るはめになる経験は多くのママパパが経験されているのではないでしょうか。

我が家では、平日の夕飯は主人がいない場合がほとんどです。後の事を考えると、時間が足りないと、ついつい家事を先に進めたくなってしまいます。

ですが、家事の手を止めて、食事から歯ブラシまでを一連の流れにしたことで、我が家の下の子は1歳半で、仕上げ磨きをしてくださいと言ってくるようになりました。

勿論、子供ですから、日々機嫌によってすぐやりたくない日もありますし、早く早くといわないといけない日もありますがルーティーンにしたことで大きな効果がみられました!

そして、ママが家事の手を止める(歯磨きの前に食器を片づけたい!という気持ちを捨てる)ことで、随分楽になりました。そう、人間って、知らず知らずのうちにできた、習慣があるでんすよね。

夕食後寝るまでの歯ブラシで困っていらっしゃるお母さんがいらしたら、夕食直後の時間をぜひ有効活用してみてください。

大人の歯ブラシの場合でも、また他のことでも習慣化するには、1年半ほどかかると言われています。
子供は、環境に慣れやすく、大人より柔軟な生き物です。ママがそれに寄り添ってくれることで、その習慣になる期間が短くなるのではないでしょうか。

「子供は、放っておいても育つ」という言葉もあり、確かに、人間は時間と共に成長をしてきます。ですが、その適齢時期をすぎると、習慣にしたり、覚えたり、修得したりすることが徐々に大変になっていきます。また、日々の習慣づけ(日常生活)にしても、学習(幼児の教育)にも、子供が親の話すことに耳を傾けそれを実行するということの根底には、親と子の信頼関係が大きく関係しているそうです。つまり、親が子に行う習慣づけが10年後20年後の子供の健康、将来を大きく左右すると言われています。

虫歯、歯周病は、生活習慣病です。その生活習慣を親が子にきちんとつけてあげることによって、お子さんが子供を育てるときにも、また、知らない間にきちんとした習慣をつけて育ててもらったことに気が付くのではないでしょうか。

江戸川区には、小さなお子さんを持つママが沢山いらっしゃいます。日々、中学生や高校生のお子さんをもつ先輩ママさんや、同世代のお子さんをもつママさんといろいろなお話ができることをとても楽しみにお仕事させていただいています。

小さいお子さんを持たれたママさんの小さな悩みが、少しでも解決に繋がる事を願って我が家の例を紹介させていただきました。

気が付けばこんなに長くなってしまいました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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