歯周病について 船堀 歯科

投稿日:2016年1月11日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

皆さんは歯周病がどんな病気かをご存知ですか?

最近歯磨き粉などのCMで言葉は良く聞くかと思いますが、どういう病気でどうなってしまうのかというのは知らない方がほとんどのようです。

歯周病とは、歯ぐきの中にある歯を支えている顎の骨が溶けてなくなってしまう病気です。
重度になると骨がほぼなくなってしまい歯が支えを失って抜け落ちてしまいます。
抜けた本数が多い場合は入れ歯になってしまうこともあります。

歯磨き粉やうがい薬、歯ブラシのCMで歯周病は自分で治せると謳っているものもありますが、溶けてなくなった骨はもう元には戻りません。
それ以上進行しないようにするという事しかできないので、「治す」という事は不可能なのです。

そして、歯周病は症状が出てからでは手遅れの場合が多いです。
骨がなくなっていくという事は痛そうに聞こえますが、長年かけてゆっくり溶けていく間、痛みが出たりはあまりしいのです。
なので、歯が揺れてきたり噛むと痛かったり歯ぐきが腫れたり、という症状が出てきたときは、既に骨がかなり溶かされて重度の状態になってしまっていて、歯を抜かなければならなくなる場合も多いのです。

歯周病の原因になるのは、プラークという歯の表面に付着している汚れの中の歯周病菌とゆう菌です。なので、歯磨きができていないとやがて虫歯だけでなく歯周病にもつながっていくのですが、原因はそれだけではありません。

糖尿病など全身の病気や、飲んでいるお薬、喫煙などの生活習慣が歯周病を引き起こしたり悪化させたりする原因になったりもします。

今まで、歯医者は痛くなったら行く所、虫歯ができたら行くという考えが当たり前だったと思います。
ですが、今は歯を失う原因の9割が虫歯と歯周病と言われています。
いくら見える部分の虫歯をしっかり治したとしても、歯を支えている土台となる骨がなくなって抜けてしまっては、せっかくした治療も無駄になってしまいます。

今は虫歯も歯周病も予防できる時代です。
痛くなくても一度検診を受けてみて、自分の口の中はどういう状況なのか、というのを把握してみるのもいい事かと思います。

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