唾液の働きと唾液検査

投稿日:2015年6月15日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

皆さんは、唾液にどんな働きがあるかご存知ですか?

唾液には、消化吸収を助けるだけでなく、お口や全身の健康を守る為の様々な働きがあります。虫歯の予防にも、唾液はたいへん重要な役割を果たしています。

①清浄、殺菌、抗菌
お口の中を絶えず流れて、食べカスやお口の中にすんでいる細菌を洗い流します。
また、唾液に含まれた免疫物質は、粘膜からの細菌感染を防ぎます。

②お口の中を中性にする
飲食で酸性に傾いたお口の中を中性に戻す作用(緩衝能)があります。
虫歯の原因菌(ミュータンス菌)は、食べ物に含まれる砂糖や炭水化物を分解して酸を作りますが、唾液はこれを中和して虫歯の始まりを防ぎます。

③再石灰化
唾液には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。
お口の中のミュータンス菌が食べカスなどを分解して作り出した酸は、歯の表面のエナメル質を溶かします。この時唾液があると、唾液中のカルシウムやリンが溶け出した部分を補うように歯の表面に付着して歯を修復します。これが『再石灰化』作用です。
唾液が多いほど再石灰化の働きは強まります。

唾液の働きや成分の量は人によって違います。
当院では、患者さん一人一人の唾液の成分を調べる『唾液検査』というものを行っております。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌がどれだけ潜んでいるかも調べる事ができます。

皆さんも一度受けてみてはいかかでしょうか!

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