親知らずの抜歯とCT

投稿日:2016年1月27日

カテゴリ:ドクターズBLOG

親知らずの抜歯は特殊です。
下顎の親知らずは、下歯槽神経が親知らずの歯根の近くを走行し、
抜歯により神経を傷付ける可能性があります。
神経が傷ついた場合、唇や顎の感覚に障害が生じます。

上顎の親知らずは、歯根が上顎洞(蓄膿症で膿がたまる空洞)が近く、
抜歯により、口腔と鼻腔がつながることがあります。
具体的には、抜歯後、水を飲むと鼻から出てくることがあります。
口腔と鼻腔がつながっていると、雑菌が鼻腔に侵入し、
蓄膿症になることもあります。

そのようなことは、抜歯前にCTを撮影することで予測することが出来ます。
CTは立体的な構造を把握できるので、
平面でしか診断できないレントゲン写真では出来ない診断が出来ます。

「抜くのは難しい」と言われたことのある親知らずは、
抜歯する前にCTを撮影したほうがいいかもしれません。